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共に祝う日3 - 08/10 Thu

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「んじゃー!!!ハッピーバースデー!オレ達ーっ!!!」

カチンとグラスに入れたジュースを合わせるとそれを一口飲んで「あーーー!!」と田町が叫ぶ
いつも騒がしい男だと思っていたけれど、今度はなんだと顔を上げる増田

「オレら、今日でハタチなのにジュース飲んでる!!勿体ないよー!これ!勿体ないー!」
「・・・」

なんだ、やっぱりそう言うのかと増田は黙って立ち上がると冷蔵庫を開けてビンを1つ出してくる
今みたいに言い出したら出そうと奮発して買っておいたシャンパン。言わなければ冷蔵庫で眠っていてもらおうと思っていたもの

「えー!ホントお前用意いいしーーーっ!」
「とりあえずグラスないから入ってるジュース飲んじゃわないと・・・」
「おー!」

グラスの中のジュースを一気に飲み干すとそこに注がれる液体。シュワシュワと細かい泡が上がって「おおー」と増田が声を漏らした
軽く言い出したのに、料理も作ってくれて、シャンパンまで用意してくれていた増田の心が嬉しかった

「まぁ、もうフライングして何度か飲んじゃってるけどホントの酒解禁おめでとう」
「おー!解禁おめでとうー!シャンパンとかおしゃれすぎるー!」
「ん・・・まぁ・・・田町好きそうだし」
「えー!オレー?っていうかー!オレが用意するとかなってたらビールぐらいだったかもなのにシャンパンとか流石増田おしゃれだなぁーって話だよ?」

おしゃれではないけれど。と呟きながら無言で食事に手を付け始める増田
表情がほとんど変わらないから今、楽しいのか楽しくないのか判らないけれど、きっと自分と同じように楽しいはず
性格が違うけれど、今、この瞬間はきっと同じように楽しいはず。じゃないと誕生日の性格診断だとか占いだとか?何を信じたらいいのか判らなくなるから

「何これ!超美味しい!」
「丸焼きは無理だったけど・・・環境整えばいつかはやってみたい」
「丸焼きとか何料理になるんだよ!」

何料理も何も、鶏の丸焼きをただそれだけで何料理かだなんて分類できるものでもないだろうとか思いながらチキンの足にかぶりつく

「知らなかったなぁー・・・増田が料理こんなにできる奴だったなんてー」
「ん・・・普段は作るのめんどくさい」
「あぁ、判るー!ひとりだとめんどいよねー!」
「友達来たってめんどくさい」
「あー!判るー」

そう頷きながら「あれー?」と自分を指さす

「オレ、友達ー!」
「今日は誕生日で特別・・・なんだろ」
「・・・特別ー!」

ニコニコと笑う田町に増田はひとつ頷くと「だから」と言いながらチキンの足を再びかじる

「もー・・・もーなんかさー・・・飲もう?これ、飲んじゃったらオレ、買ってくるしっ!メシもケーキもたくさんあるから食べて飲んで2人でも楽しいーってしとこー!」
「・・・ん・・・冷蔵庫に酎ハイもある」
「増田大好きーーーーっ!!!」

増田を引き寄せるとぎゅーっと抱きしめてやる
細い増田の体は簡単に腕の中に入ったし、白い肌が少しピンクく染まるのが可愛く見えて自分も少し酔ったかと少し目を擦って再び増田を見たけれど、今度はいつも通りの増田でやっぱり初めてのシャンパンに酔ったのかとテーブルの上のチップスを口へと放り込んだ








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えー、ここにきてこの先書いてある話、丸っと書き直したくなる衝動が・・・
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