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共に祝う日15《最終話》 - 08/22 Tue

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強引で振り回されてばかりだと思ったのに、抱くと宣言していたからそのまま抱かれてしまうのだと思っていたのに、首筋に触れられて少し抱き合ってから増田の細さを確認するかのように少し触れられただけで何もしてこなかった田町

「誕生日まで待つって言ったから何もしない!誕生日っ!心の準備して覚悟しておけ!」

そんな田町の言葉に優しさを感じて増田は小さく微笑んだ

「あー!増田くんが笑ってる!レアだ!レア!!」

大講義室で思い出し笑いをしてしまったことを後悔しながら近付いてきた同じゼミの女性グループに増田は「笑ってた?」ととぼけて見せる

「笑ってたってー!」
「なんかイイことあったのー?」
「いや・・・あぁ・・・あった・・・のかも」
「えー!なになにー?増田ちゃんのイイことってなーにー?!」

女性たちに囲まれている増田を割るように入ってきた田町が牽制するかのように増田の肩に手を回し、後ろの机を乗り越えて増田の隣の席を確保する

「・・・お前、カバンは?」
「んー、昼休み前なのにこの講義延長したりすんだろー?だから場所取りに置いてきた」
「教科書は」
「増田の見る」
「・・・」

小さくため息を吐く増田
でも、相変わらず振り回してくれる田町に悪い気はしないからペンとルーズリーフを田町の目の前に置く

「やっぱり増田くんイイことあったでしょー!また笑ってるもんー」
「・・・そう?」

意識しない内に笑顔になってしまう。田町が隣にいるから。友達じゃなくて恋人として・・・

「あー!!!首のそれっ!!そっか・・・彼女かぁー・・・うっわー!でもイイー!増田くんは目の保養要員ーーーっ!」
「目の保養・・・」
「そー!じゃーまたゼミの時間にねー!」

手を振った女性グループが少し離れた場所に席を取るのを見て小さく首を傾げる増田

「首・・・?」
「んー、なんででしょーか?」

ニコニコと笑う田町に不穏さを感じてハッとして席を立つがすぐに田町の腕に止められる

「もうじき始まるぞ?」
「・・・どこにつけた・・・」
「今まで気付かなかったなら今更鏡見に行っても見えない場所だろー?」
「・・・お前・・・」

首を押さえながら田町に促されて再び席に着く増田
白い肌が恥ずかしさでピンクに染まるのを見て田町は満足そうに机に肘をつきながら微笑む

「増田、モテるからなー・・・悪い虫がつかないように」
「・・・オレは別に・・・浮気とか・・・」
「んー。でも、オレが嫌だ。増田には嫉妬深い恋人がいますよーって皆に知っておいてほしい」

自分勝手。どこにつけられたのかすらわからないキスマークを皆に見られるというだけでどれだけ増田が恥ずかしい思いをするかだなんて関係ない・・・

「あと、オレ、ペアリングとか強要するほうだから」
「っ?!」
「あと、電話もするし、メールもすぐに返事欲しいから」
「うん・・・」
「出掛ける時は誰と遊ぶとか教えてほしいし、勝手に誰かと遊んでたの判ったらケンカになるっての覚えとけよ」

増田は小さく笑って「うん」と頷いた
今までも勝手な田町に振り回されてきた。きっとこれからも振り回されていくのが判るけれど、自分には強引な田町が丁度いいと感じるから

全然違う性格。でも、全く似ていないわけじゃない・・・それは誕生日が同じだから?

いや、きっと誕生日は関係ない。全く違う性格でもどこか考えが似ていたり、好みが似ている。だから惹かれたのだ・・・

きっかけが誕生日だっただけ。これから一緒に祝う誕生日だっただけ

「誕生日が楽しみだな・・・」

そう増田の呟きが田町の耳に入って恥ずかしそうに横を向くと「オレのほうが楽しみにしてるけど」と呟いた






共に祝う日 おしまいおしまい





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R18を謳っておきながらエロを入れなかったSSなんて初めてなんじゃないか・・・?いや、あったかなぁ・・・あったっけ・・・?

とにかくお疲れ様でした。なんていうかなんていうかーーー最初全5話だったのを書き直して15話wwwオレ様で束縛厳しい攻様が書きたくて書いた物語。苦痛で苦痛でwww

でも、たまには強引な攻も欲しいでしょ?あ、私には強引な攻とかムリって期待されていないかもしれないw続き物にはどうしようもないへたれだとか受に振り回されてる攻ばかりだからそのうち続き物にも強引な攻UPしていきたいなぁ・・・と思いつつ、私の書く話でそんな攻いたっけ・・・ぐらいの(まだUPしてない長編には水尾の中のNo.1オレ様攻がいるんだけれどなかなかUPに踏み切れない)

明日からは青プ・・・と行きたいところですが、少し書く時間とか考える時間が欲しいので多分お休みです。もしかしたら勢いに乗って一気に書き上げてUPし始める・・・とかも可能性としてはゼロじゃないけれど、なんせ内容が重くてなかなか筆も進まないし私の気分が落ち込むから(とか言ってまた読んでくださる方をビビらせる水尾w)

いつもご訪問ありがとうございますー
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