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里見くんの誕生日2 - 05/12 Tue

trackback (-) | comment (0) | つれないキミと売れてる僕番外編
誕生日プレゼントが決まらないまま緊張した状態で須野は里見と過ごす。さりげなく里見の欲しいものを聞きだしたかったが、さりげなく・・・というのは里見は得意でも須野には苦手なこと。つい、直球で聞いてしまいそうになって緊張する

「なぁ、聞いたかー?」
「ん?」
「葛西とゆりさんが用意してくれた旅館」
「あぁ、離れなんだって?」
「すっげぇ高級!やっべー。楽しみすぎる」

里見の顔は嬉しそうでそれを見ると須野もつい笑顔になる

「あの2人すげぇよな。オレ、値段調べてびびった」
「みんな里見が大好きだから」

そう言いながら須野は笑っていたが、内心、気が気ではなかった。そんな高級な旅行をプレゼントされたらハードルが上がってしまった気がして・・・
恋人なのだ。恋人になって初めての誕生日。張り切りたくても張り切りすぎもよくない。気持ちが空回りして受け取ってもらえなかったら余計に凹むことになるから

「あー仕事早めに片付けて楽しむだけにしなきゃなぁ」
「あ、仕事する?じゃあ・・・僕出てくる」
「んー」

里見を部屋に残し須野は出て行くとまた当てもなく買い物に出かける。
基本アクセサリーをしないし・・・新しいパソコンは自分で見て選びたいだろう。パソコンのことは詳しくないが、メーカーによって違うのかもしれない。家具も洋服も里見のこだわりがあるし・・・高級な酒は量があればなんでもいい里見には「無駄遣い。これ1本でビール何本買えんだよ」と怒るにきまってる

「あら?寛人?」

名前を呼ばれて振り返ると和服姿の女性

「春子さん」
「お買いもの?」
「うん。里見、もうじき誕生日だから」
「あぁ、そうだったわねぇ。何買うの?」
「それが・・・」

春子に悩んでいることを打ち明ける
誰でもいいから何かアドバイスが欲しかった。きっかけになるアイディアが欲しかった

「無難に時計とか?」
「それも考えたけど・・・里見は時計しないし・・・」
「プレゼントしたらまた変わるんじゃないの?ほら、あの子最近ずっと手首になんかしてるじゃない?ずーっと同じやつ」
「あぁ、あれは・・・」

そして気付く。去年、勝手にプレゼントで手首に巻いたブレスレット。普段アクセサリーなんてしない里見が気に入ってくれてつけてくれているブレスレット

「ふふ・・・そっか。やっぱり寛人がプレゼントしたんだ?」
「・・・うん」
「光もあんたには甘いからねぇ」
「そうかな・・・厳しいよ?」
「甘いわよぉ。じゃあ、またお店来なさいね?みんなで」
「うん。ありがとう。また、行きます」

春子に手を振ると須野は時計店を目的に歩き始めた
家を出た時とは違って歩く足に力を込めながら



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コイゴコロミズゴコロの最終話UPと被っているけれどー最終話くらいは単独でUPしてあげたかったけどー

里見の誕生日に間に合わない方が重大だっ!
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