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つれないキミと売れてる僕3-2 - 05/19 Tue

trackback (-) | comment (0) | つれないキミと売れてる僕
「今さら、弁解するようなことじゃねぇけど・・・あの時書類とか隠したり会議教えなかったっつーのはオレじゃねぇよ」
「判ってる」
「・・・判ってるって・・・」
「お前はオレを殴っても陰気臭いことしねぇよな」

里見はそう言ってまた笑う。笑えるようになったのは全て過去のことと割り切ったから。もう里見にとってあのときは過去であって今となっては全く関係のないこと。
吉田のことは信用していたのだ。同期で、社内で一番の友達。一緒にバカやって笑って楽しかった日々は里見の信用を得るのに十分な時間を積み上げていた

「お前に信用してもらえなかったっつーのは結構きつかったけどなぁ」
「悪かった・・・っつかオレもなんであいつにあんな執着してたんだろうなぁ・・・結婚考えてたからかなぁ」
「あんな恐ろしい女と結婚しなかったのはオレに感謝しろよ?」

吉田は里見の頭に大きな手を置くと髪をぐしゃぐしゃと乱暴に撫でながら「そうですねそうですね」と言った

「お前、自分のこと話さないから親友があんなBIGなやつらだとか週刊誌で知るハメになった。マジでビビるわー。大体お前のことだって知らなかったのに」
「んー?BIGとか・・・笑える・・・」
「・・・で?噂の真相は?」
「噂?」
「どっちが彼氏?」

大きな体を小さくしながらこっそり聞いてきた吉田に思わず口に入れたビールを吹き出す

「ちっげぇ・・・っ!」
「や、まぁ・・・どっちでもいいんだけどなぁ・・・女遊び激しかったお前がなぁ・・・っていう・・・」
「それ、人聞き悪いぞ?ただ、オレは来るもの拒まずなだけで自分からどうこうしようだなんて微塵にも思ったことがねぇもん」
「・・・どっちが人聞き悪いんだよ・・・そーいう性格だからお前男に嫌われるんだってば」

そう諦めたように呟くと通りかかった店員にビールのお代わりを注文する

「なぁ里見・・・こうやって昔みたいにまた飲めるか?」
「飲んでんじゃん」
「いや、また誘ってもいいか?」
「・・・お前改まって気持ち悪い」

里見はまた笑ったが、吉田は里見が皐月光だと知って、更に友人に須野や葛西の存在を知り、遠くの人になったのではないかと心配しながら聞いたのだ。それでも相変わらずの反応にホッとした
吉田にとって、里見はイイ友人。あの時、間違いなく楽しい日々を一緒に過ごした大事な友人。忘れるわけがなくて、でも許してもらえると思ってなくて連絡を迷った相手。それでも連絡してよかったと里見の笑顔を見てそう思う
里見もまた須野や葛西とは違う友人とこうしてまた飲めるのは嬉しかった。何も気を遣わずに飲める相手・・・とても楽しい時間を久し振りに過ごしたのだった



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チラッとしか出てきていなかった吉田だけど、こっからきっとかなり出てくると思う吉田・・・3幕まで放置でごめんよ吉田・・・つれキミ売れ僕の中で唯一普通の男子だと思う(見た目の話)あぁ、体の大きさは全然普通じゃないけども。
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